
「ちょっとだけ部屋干ししたいけど、そのスペースもない…」
「物干しを広げて出すのも面倒だな…」
マンションの洗面脱衣所はスペースが限られがち。
そんな中で、濡れたバスマットやタオル、少量の洗濯物を一時的に干す場所に困っている方は多いのではないでしょうか。
床に置き型の物干しを置けばさらに狭くなるし、突っ張り棒は意外と圧迫感があり、安定しない。かといって、天井に取り付けるタイプで本格的な工事はしたくない…。
そんな、ありとあらゆる「一時干し」の悩みを、スマートに解決してくれるのが、今回ご紹介するサヌキの壁付け室内物干し「DRYit(ドライ・イット)」です。
わが家でも設置して大正解!
日常感じていた、部屋干しのストレスが改善されました。
「Coconi 室内物干し DRYit」 の製品概要
注目のポイント
こんな人におすすめ
DRYit 製品仕様について
商品名 | DRYit(ドライ·イット) |
型番 |
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メーカー | 株式会社SPG(旧名:サヌキ) |
材質 | 本体:SUS・AL・ABS樹脂/化粧カバー:ABS樹脂 |
サイズ |
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カラー | ホワイト |
安全耐荷重 |
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竿の適合サイズ | パイプ径32mm以下 |
その他 | 木質壁の場合、ビス止め(推奨SUS皿木ビス3.5Ф*40mmが4本、別途必要) |

「Coconi 室内物干し DRYit」 の製品レビュー
サヌキのDRYitは、他の物干しタイプ(天井吊り下げ、ワイヤー、突っ張り棒、置き型)の「ちょっと惜しい点」を見事にカバーした製品です。
ポイント1:使わない時の「存在感ゼロ」。究極の省スペースとデザイン性
DRYit 最大の特長は、使わない時は壁にスッキリと収納できること。
折りたたんだ姿は、まるでモダンなインテリアオブジェのよう。
これが物干しだとは、言われなければ誰も気づかないでしょう。


従来の「置き型」や「突っ張り棒」タイプは、 床や空間を占有するのに対して、DRYitは使わないときは壁に収まるため、洗面所の狭さを全く悪化させません。
ワイヤータイプも収納時はスッキリしますが、DRYitは本体そのものが美しいデザインで、壁のアクセントにもなります。
いくら壁面に設置できるからといっても、「できるだけ目立たせたくない」、「生活感を徹底的に排除したい」というのであれば、DRYitは間違いなく有力な選択肢となるでしょう。
最近、山崎実業さんも壁つけタイプのハンガーを発売しましたが、いかにもハンガー(これはこれで使い勝手はよいかも)ですが、DRYit は断然スタイリッシュです。
また、開閉もスムーズ。
アームの根元を少し持ち上げて、前に引き出すと、スー・・・と広がります。
ダンパー機能がついているので、いきなりアームが倒れてくるのではなく、スムーズに広がります。
収納もそのまま持ち上げて、固定するだけ。
ポイント2:石膏ボード直付け、好きな場所に自分で付けられる簡単さ
DRYitは今流行りの石膏ボードの壁につけるタイプで、付属の特殊な釘を使って直接取り付けられます。
なかなかこのタイプの室内物干しがみつからなかったのですが、見つけたときはまさにこれだ!と歓喜しました。
石膏ボード壁の場合、厚み9.5mm以上必要ですが、一般的なマンションであればこの厚さはあると思います。
わが家は軽量鉄骨がベースになっているマンションですが、念のため、以前DIYで使った道具を使って、事前に取り付けたい場所の構造(具体的には、石膏ボードの厚みや背面に鉄骨柱がないこと)をチェックしておきました。
下地センサーや下地探しは、今後DIYやる機会があるのであれば1つ持っていれば重宝しますよ。

マーキングしておくと安心
具体的な取付方法は、作業前にこちらのマニュアルや動画をみていただけると理解しやすいと思います。
参考 DRYit 設置マニュアル
参考 DRYit 製品パンフレット
参考 DRYit 取付動画
この製品の大きな魅力は石膏ボードに直付けできる点ですが、一点だけ注意が必要です。
固定用の金具(ネイル)は非常にするどく、一般的な石膏ボード固定用のピンとは違って、大き目の穴がしっかりあいてしまうこと。


そのため、賃貸で使っている方もいますが、個人的には一度設置したら、リフォームするまでは動かさないくらいの覚悟は必要だと感じました。
またネイルを壁に仮止めした後は、ハンマーでしっかり叩いて埋め込む必要があります。
この作業は一番力がいるところで、大きな音もするため作業時間は配慮したほうがよいでしょう。


ポイント3:「ちょっと掛け」から「しっかり干し」まで対応する柔軟性
DRYitは、その使い方も非常にスマート、1台だけでも使えるし、2台組み合わせてもOK。
耐荷重も、DIT-250であれば5kgまで、DIT-350であれば8kgまで1台で対応するので安心です。
1台でちょい掛けの「ハンガー干し」
お風呂上がりのバスタオルや、湿った布巾、翌日に着るシャツなどをサッと掛けておくのに最適です。
2台使いで本格「竿干し」
壁の両側に2台設置し、市販の物干し竿を渡せば、あっという間に本格的な物干しスペースが完成します。
DIT-350 であれば耐荷重は合計16kg(1台8kg×2)と、一時干しには十分すぎるほどの性能です。
わが家はちょい掛けのハンガー干しがしたかったので、ハンガーが6本かけられるタイプのDIT-350を1台だけ設置しました。
設置場所の対面には、LED照明付き扇風機(CIRCULIGHT)を設置しているので、送風することで換装も早まります。
まとめ:「一時干し」の悩みは、これで解決できる。

サヌキの「DRYit」は、限られたスペースにスマートな「ちょい干し」空間を生み出す、デザイン性に優れたアイテムです。
もし、あなたが以下の悩みに1つでも当てはまるのであれば、迷う必要はありません。
「インテリアと実用性を両立させたい」というニーズに対する、まさに最適解と言えるでしょう。