年末近づくということで気になるランキングシリーズ。今回のテーマはこのブログのテーマの1つでもある、「料理」です。
私は最近知ったのですが、国内では料理レシピ大賞なるものがあるそうです。
国内では芥川賞や直木賞といった由緒あるものから、近年盛り上がりをみせている本屋大賞など、文芸書に関する賞はたくさんありますが、実用書に関するものはほぼありません。
そこで、実用ジャンルの中でも読者からの人気が高い「料理レシピ本」の書籍としての魅力をアピールし、その価値を広く知らしめようと、「料理レシピ本大賞 in Japan」が2014年に創設されました。
全国の書店員さんが「おいしくて手順が分かりやすく、再現可能な内容か」「料理をすることがたのしくなる、または何度でも作りたくなる内容か」などの基準で選んだ「料理レシピ本大賞(正式名称:料理レシピ本大賞 in Japan)」。
料理レシピ本大賞には【料理部門】と【お菓子部門】の2部門が設けられています。
過去受賞作をみてわかる通り、料理の基本や定番のレシピ本が中心で、どれも実用的なものば連れかりです。
また働く女性やお子さまのお弁当などにも役立つ「つくりおき」、「保存食」、「時短」がトレンドであることがわかります。
第9回料理レシピ本大賞 in Japan 2022
【料理部門・大賞】
「リュウジ式至高のレシピ 人生でいちばん美味しい!基本のレシピ100」リュウジ/ライツ出版
定番料理が見たことのないアイデアで人生最高の味にキマる至高のレシピを紹介。工程はプロセス写真で丁寧に解説する、大人気料理家リュウジさんのレシピ集。
【料理部門・準大賞】
「今日のごはん、これに決まり!Mizukiのレシピノート決定版!500品」Mizuki/学研プラス
1〜2食材からできて、最短5分! メインの肉おかずから、野菜のサブおかずとスープ、1品ごはん、おやつ・スイーツまで、「簡単すぎて作る気になる」500レシピを紹介。Mizuki式ごはんのコツも収録。
【料理部門・入賞】
「10年かかって地味ごはん。」和田明日香/主婦の友社
「遊びに来た友達に教える感覚で書いた」画期的にわかりやすいレシピとともに紹介。
「宇宙一ずぼら絶品めし」だれウマ/KADOKAWA
大人気料理系YouTuberだれウマの、誰でもウマく宇宙一かんたんに作れちゃう人気YouTuber100レシピ集。ガッツリ男飯から、肉魚料理、おつまみ、スイーツレシピまで3ステップでわかりやすく紹介。
「お味噌知る。」土井善晴/世界文化社
「一汁一菜」の提唱者、土井善晴先生、初の味噌汁レシピ本。初の親子共著。
食生活から暮らしを整えたい全ての世代の方に。お味噌汁をひとりで作れたら、料理の「きほん」がわかるようになる本。
【料理・入賞 プロの選んだレシピ賞】
「スーパーの食材でフランス家庭料理をつくる 三國シェフのベスト・レシピ136永久保存版」/三國清三/KADOKAWA
フレンチの巨匠・三國シェフが教える、簡単でわかりやすいYouTubeの人気レシピ136品を1冊に集めた永久保存版。
【エッセイ賞】
「おいしい子育て」平野レミ/ポプラ社
幼少期のふたりの息子さんとの思い出から、育児と仕事との付き合い方や料理哲学まで。子育てと料理の喜びがたっぷり詰まったエッセイ集。47品のオリジナルレシピも収録。
【こどもの本賞】
「お菓子はすごい! パティシエが先生!小学生から使える、子どものためのはじめてのお菓子の本」柴田書店
パティシエに教わりながら、食べたいお菓子やプレゼントしたいお菓子を楽しくつくる。そんなお菓子教室のような内容が詰まった一冊。
【コミック賞】
「泣きたい夜の甘味処」中山有香里/KADOKAWA
【お菓子部門・大賞】
「満月珈琲店のレシピ帖」桜田千尋/主婦の友社
ツイッターなどで話題の架空の喫茶店「満月珈琲店」の初のレシピ集。
見ているだけで心が浄化される満月珈琲店のメニューを完全再現した写真と、そのレシピを掲載。描き下ろしイラストも豊富にあり、見て、作って、食べて楽しむ、満月珈琲店初めてのレシピ集です。
【お菓子部門・準大賞】
「はるあんのベストおやつ コツは特にない。でも、100%おいしい!」はるあん/ライツ社
カップアイスで作れるスーパーマフィン、生チョコみたいな濃厚ガトーショコラ…。失敗しちゃいそうな工程はぜんぶ省いているのに、大満足の出来上がり。だれが作っても再現率100%のおやつレシピを紹介。
第8回料理レシピ本大賞 in Japan 2021
【料理部門・大賞】
「カレンの台所」滝沢 カレン/サンクチュアリ出版
言葉の魔術師・滝沢カレンが綴る、超感覚レシピ。
分量や手順が無いのになぜかわかりやすく、読んだら作ってみたくなるレシピがたくさんのっています。
【料理部門・準大賞】
「りなてぃの1週間3500円献立」RINATY/宝島社TJMOOK
簡単でおしゃれ! 満足度が高くて彼も喜ぶ愛情ごはん。
1週間3,500円の節約レシピが5週間分。
【料理部門・入賞】
「基本調味料で作る体にいいスープ」齋藤 菜々子/主婦と生活社
汁ものとしてはもちろん、主菜にもなってくれるような、満足感のあるスープを提案。
「syunkonカフェごはん 7」山本ゆり/宝島社 e-MOOK
「世界一受けたい授業」「サタデープラス」ほか、TVでも大反響のsyunkonカフェごはんシリーズ最新刊。
「野菜はスープとみそ汁でとればいい」倉橋利江/新星出版社
たっぷりの野菜がとれる汁ものレシピが89点掲載。
「自炊。何にしようか」高山なおみ/朝日新聞出版
神戸に引っ越し一人暮らしをはじめてからの「ひとり分のごはん」の自炊アイデアをまとめた本。
【エッセイ賞】
「syunkon日記 おしゃべりな人見知り」山本ゆり/扶桑社
【こどもの本賞】
「料理はすごい!シェフが先生!小学生から使える、子どものための、はじめての料理本」柴田書店
【コミック賞】
「眠れぬ夜はケーキを焼いて」午後/KADOKAWA
【お菓子部門・大賞】
「材料2つから! オーブン不使用! もっと! 魔法のてぬきおやつ」てぬキッチン/ワニブックス
話題のてぬき料理研究家、待望のおやつレシピ第2弾。
【お菓子部門・準大賞】
「世界のおやつ おうちで作れるレシピ100」鈴木文/パイ インターナショナル
アジア・中東・アフリカ・アメリカ・ヨーロッパなど…世界各国に伝わるおやつ100品を、”旅するパテシィエ”鈴木文がおうちでつくれるレシピとともに紹介。
第7回料理レシピ本大賞 in Japan 2020
【料理部門・大賞】
「ひと口で人間をダメにするウマさ! リュウジ式 悪魔のレシピ」リュウジ/ライツ社
【料理部門・準大賞】
「藤井弁当」藤井恵/学研プラス
【料理部門・入賞】
「syunkonカフェごはん レンジでもっと!絶品レシピ」山本ゆり/宝島社
「朝10分でできる スープ弁当」有賀薫/マガジンハウス
「力尽きレシピ」犬飼つな/光文社
【こどもの本賞】
「おにぎり」平山英三 ぶん 平山和子 え/福音館書店
【エッセイ賞】
「頑張らない台所〜60歳からはラクしておいしい」村上祥子/大和書房
【コミック賞】
「私でもスパイスカレー作れました!」こいしゆうか 印度カリー子/サンクチュアリ出版
【お菓子部門・大賞】
「材料2つから作れる! 魔法のてぬきおやつ」てぬキッチン/ワニブックス
【お菓子部門・準大賞】
「志麻さんの気軽に作れる極上おやつ」志麻/マガジンハウス
【特別選考委員賞】
「フライパン煮込み」若山 曜子/主婦と生活社
【紀伊国屋書店賞】
「南インド料理店総料理長が教える だいたい15分! 本格インドカレー」/稲田俊輔/柴田書店
第6回料理レシピ本大賞 in Japan 2019
【料理部門大賞】
「世界一美味しい手抜きごはん―最速!やる気のいらない100レシピ」はらぺこグリズリー/KADOKAWA
【料理部門入賞】
「土井善晴の素材のレシピ」土井善晴/テレビ朝日
土井先生ならではのアイデアレシピがつまっています。
私も購入しました。オススメ!
「作りおき&帰って10分おかず336―食材を使いきり!!」
倉橋利江/新星出版社
「医者が考案した「長生きみそ汁」」小林弘幸/アスコム
「クタクタでも速攻で作れる!バズレシピ太らないおかず編」
リュウジ/扶桑社ムック
「その調理、9割の栄養捨ててます!」
東京慈恵会医科大学附属病院 栄養部/世界文化社
「フライパンひとつで何つくる?」井原裕子/成美堂出版
「syunkonカフェ どこにでもある素材でだれでもできるレシピを一冊にまとめた「作る気になる」本」別冊エッセ 山本ゆり/扶桑社
「一肉一菜おかず―買い物がラク、調理もカンタン」吉田麻子/秀和システム
【料理部門:絵本賞/ジャンル賞】
幼児絵本シリーズ「カレーライス」小西英子/福音館書店
【料理部門:エッセイ賞/ジャンル賞】
「料理が苦痛だ」本多理恵子/自由国民社
【料理部門:コミック賞/ジャンル賞】
「おひとりさまのあったか1ケ月食費2万円生活」
メディアファクトリーのコミックエッセイ/おづまりこ/KADOKAWA
【お菓子部門大賞】
「世界一親切な大好き!家おやつ―カンタンなのに驚きのおいしさ!」
(主婦の友生活シリーズ) 藤原美樹/主婦の友社
【お菓子部門特別選考委員賞】
「とりあえずウミガメのスープを仕込もう。」宮下奈都/扶桑社
第5回料理レシピ本大賞 in Japan 2018
2018年にはエントリー総数138タイトルで、料理部門に123タイトル、お菓子部門には15タイトルがエントリーされましたが、受賞タイトルは以下の通り。
【料理部門大賞&DNP賞】受賞
「みそ汁はおかずです」瀬尾幸子/学研プラス
【料理部門:エッセイ賞】
「もうレシピ本はいらない 人生を救う最強の食卓」稲垣えみ子/マガジンハウス
【料理部門:絵本賞】
「わかったさんのこんがりおやつ」寺村輝夫・永井郁子・さわのめぐみ/あかね書房
【料理部門:コミック賞】
「たまこ定食 注文のいらないお店6巻」野崎ふみこ/双葉社
【料理部門】入賞
書名 | 著者/出版社 |
ちゃんとおぼえたい和食 | 田麻子/秀和システム |
シェフの家呑みおつまみ | 依田隆/秀和システム |
レシピを見ないで作れるようになりましょう。 | 有元葉子/SBクリエイティブ |
志麻さんのプレミアムな作りおき | 志麻/ダイヤモンド社 |
帰り遅いけどこんなスープなら作れそう | 有賀薫/文響社 |
やみつきバズレシピ | リュウジ/扶桑社 |
【特別選考委員賞】受賞
「全196ヵ国 おうちで作れる世界のレシピ」本山尚義/ライツ社
【お菓子部門】大賞
「へたおやつ 小麦粉を使わない白崎茶会のはじめてレシピ」白崎裕子/マガジンハウス
この「へたおやつ」は私も購入しました。超オススメです。
第4回料理レシピ本大賞 in Japan 2017
2017年にはエントリー総数163タイトル、料理部門に142タイトル、お菓子部門には21タイトルがエントリーされましたが、受賞タイトルは以下の通り。
【料理部門】大賞
「世界一美味しい煮卵の作り方」はらぺこグリズリー/光文社
【料理部門:専門料理賞】
「新装版 包丁の教科書」野崎洋光/新星出版社
【料理部門:絵本賞】
「おばけのてんぷら」せなけいこ/ポプラ社
【料理部門:エッセイ賞】
「あしたも、こはるびより。」津端英子 津端修一/主婦と生活社
【料理部門:コミック賞】
「真夜中ごはん」イシヤマアズサ/宙出版