おでんの具として使った大根の残りものの有効活用です。
大根のかつら剥きの切れ端を干しネットにいれて数日間、天日干ししてみました。
干し野菜はこれまでゴボウは成功。 うまみが凝縮されており、味噌汁の具材として付け加えるとさらに美味しくなります。 特にキムチとの組み合わせは絶妙。
一方でリンゴは失敗・・・ 干しすぎたのが悪かったのが食べた瞬間、なんか違う感が。リンゴは水分が多かったためかなかなか乾かず、1週間ほど干していました。
もう少し研究してから再度挑戦しようと思います。
栄養価の比較をしてみました
切り干し大根は、生の皮むき大根に比べると天日干しにより栄養価が凝縮されており、ミネラルやビタミンなどが豊富な食材です。 切り干し大根に含まれている栄養と効能はどの程度あるのでしょうか?
以下、切り干し大根100gと大根生100g当たりの比較をしてみました。
<切り干し大根 100g> | <生の大根 100g> | |
エネルギー | 279kcal | 18kcal |
水分 | 15.5g | 94.6g |
タンパク質 | 5.7g | 0.4g |
脂質 | 0.5g | 0.1g |
炭水化物 | 67.5g | 4.1g |
食物繊維 | 20.7g | 1.3g |
カルシウム | 540mg | 23mg |
リン | 210mg | 17mg |
鉄 | 9.7mg | 0.2mg |
ナトリウム | 270mg | 17mg |
カリウム | 3200mg | 230mg |
マグネシウム | 170mg | 10mg |
※参考文献:五訂日本食品標準成分表
このように1回の食事で適量として食べられる切り干し大根を戻した状態の100gと生の大根100gとの栄養価を比較してみると、切り干し大根のほうがより食物繊維やミネラルが多いことがわかります。
食物繊維やビタミンC、カリウム、リン、鉄、ビタミン類、ミネラルを多く含んでいて、生の大根よりも栄養価が高く、ビタミンB1は10倍、B2は10倍、カルシウムは16倍、鉄は32倍で鶏のレバーをも上回ってます。
切り干し大根に含まれる不溶性食物繊維の1つ、リグニンにはガンを予防する効果があると言われています。
またコレステロールを体外に排出して動脈硬化を予防、便秘の改善、美肌にも効果があります。
天日干しにするだけのこの違い、手軽にできる干し野菜をやらない手はないですね。