家電や照明の電源のオン/オフをスマホや音声で操作したり、タイマーで自動制御したいと思ったことはありませんか?
わが家のスマートホーム計画で課題だったのは、リモコンのない家電のコントロールでした。
リモコンがある機器であれば、スマートリモコンを使えば音声やスマホで自由にコントロールできますが、物理的なスイッチのある機器やスイッチそのものがない機器はコントロールできません。
そこで重要な役割を果たすのが、スマートプラグというアイテムです。
スマートプラグをコントロールしたい機器の電源とコンセントとの間にはさめば、あらゆるリモコン非対応の家電をコントロールすることができます。
今回わが家に導入したスマートプラグは、TP-Linkさんの「ミニ スマートWi-Fiプラグ(Tapo P105)」という製品。
既にリモート監視で導入済みのネットワークカメラと同じ、Tapoシリーズなので、同じアプリケーションで管理できるのが導入の決め手でした。
レビュー記事 「TP-Link Tapo C200」パンチルトネットワークWi-Fiカメラ
ミニスマートWi-Fiプラグ 「Tapo P105」の概要
「Tapo P105」注目の3つの機能
-
- スマホでリモートコントロールできる
- 音声でコントロールできる
- タイマーやスケジュール設定で自動制御できる
スマートプラグを使うことで、リモコン非対応の家電であっても電源のオン/オフを3つの方法で操作できるようになります。
音声コントロールに加えて、外出先からでもスマホをつかって細かくリモートコントロールできます。
リモート操作での電源の切り替え以外にも、電気の消し忘れ防止や使用しないときはオフにするなど節電目的でも使うことができます。
「Tapo P105」は省スペース設計
従来からあったコンセント直結型のデジタルタイマーと比べてもコンパクト。
高さと奥行きとも約半分なので、コンセントにさしても邪魔になりません。
わが家のマルチメディア情報コンセントは3つ口ですが、スマートプラグを一番下に設置するとプラグは2つ挿すことができます。
デジタルタイマーの場合は液晶画面やボタン類が小さく、設定のために取りはずす必要がありましたが、スマートプラグであればコンセントに挿したままでもスマホを使って設定ができます。
「Tapo P105」本体横にボタンがあるので、直接ボタンを押すことで電源のオン・オフを切り替えることもできます。
取りはずししづらい家具やソファの裏のコンセントを使いたい時でも、スマートプラグであればスマホで楽々操作ができるのは大きな利点です。
「Tapo P105」の製品仕様について
製品名 | ミニスマートWi-Fiプラグ 「Tapo P105/A」 |
Wi-Fi規格 | 2.4 GHz Wi-Fi (IEEE 802.11b/g/n)、Bluetooth 4.2 |
電圧 | AC, 100–125 V, 50/60 Hz |
最大負荷 | 1,000 W, 10 A |
推奨利用環境 | 動作温度:0℃~40℃、動作湿度:10%~90%(結露を避けて使用すること) |
システム要件 | iOS9.0以上、Android4.4以上のOSを搭載したスマートフォンが設定に必要 |
サイズ | 高さ38×幅60×奥行き33mm |
重量 | 85g |
注意事項 |
・電流をいれるだけでは起動しない製品(テレビ、パソコン、エアコン等)には利用不可。 |
ミニスマートWi-Fiプラグ 「Tapo P105」レビュー
「Tapo P105」はTapoシリーズ同様に、スマホ用アプリケーション「TP-Link Tapo」を使えば、誰でも簡単に初期設定から操作までおこなうことができます。
スマートフォン用アプリはこちら。
①スマホでリモートコントロールできる
「Tapo P105」で操作できるのは電源のオン・オフだけ。
スマホのボタンをタップするだけで、すぐに電源が切り替わります。
物理的な切替音もスマートプラグからでるようになっています。
複数スマートプラグを利用している場合も、このアプリでまとめて管理します。
スマートプラグ以外にも、私が使っているTapoシリーズのネットワークカメラもこのアプリで制御しています。
②音声でコントロールできる
Amazon AlexaまたはGoogleアシスタント対応しているので、お手持ちのスマホやスマートスピーカーより音声でスマートプラグを操作できます。
スマートホーム連携で快適に
わが家の場合は、Alexa対応のスマートスピーカー「Amazon Echo Show 5」と連携させることで使っています。
スマホのアプリをたちあげて操作するよりも、音声だけで操作できるスマートスピーカーは快適さが段違い。必須アイテムです。
Alexaの場合は、スマホのAlexaアプリにてTapoのスキルを追加することで、スマートプラグを音声操作できるようになります。
グループ登録でさらに便利に
スマートプラグ単体での音声コントロールに加えて、さらに「スマートスピーカー」や「スマートリモコン」と組み合わせて指示したいタスクをグループ管理すると使い勝手がアップします。
例えば、「冷房ON」とAlexaに話しかければ、Alexaがまとめて指示をだして、エアコンの電源をいれると同時にサーキュレーターの電源もいれることも可能になります。
グループ作成による音声操作こそ、スマートホームならではの機能ですね。
③タイマーやスケジュール設定で自動制御できる
スマホのアプリを使えば、次の3つの項目でスマートプラグをお好みの設定で制御が可能となります。
- タイマー設定
- スケジュール設定
- おでかけモード
タイマー設定
Tapo P105に接続しているデバイス(照明等)をタイマー制御する機能です。
有効にするとカウントダウンが始まり、指定時間後に接続デバイスの電源をオンまたはオフにします。
スケジュール設定
Tapo P105に接続しているデバイス(照明等)が、スケジュールで設定された時間になると自動的に動作します。
スケジュールは最大20個まで設定可能です。
動作トリガー:時間・日の出・日没
接続デバイスの動作:電源オン、電源オフ
繰り返し動作する日:曜日
おでかけモード
Tapo P105に接続しているデバイス(照明等)のオンとオフを、ランダムに切り替えることで不在を悟られないようにする機能。
外出時や長期旅行にいく際に在宅を装うことが可能になります。
動作トリガー:時間・日の出・日没
繰り返し動作する日:曜日
わが家での具体的な活用法
「Tapo P105」できることは、音声・スマホ・タイマー設定(自動)による電源のオン・オフのみと割り切った製品なので、使い方はアイデア次第です。
ここではわが家でのスマートプラグ活用法をご紹介します。
- 水耕栽培や室内観葉植物へのLED照明・ポンプの自動オン/オフ
自作水耕栽培にはLED照明やエアレーションが不可欠です。
これまでコンセント直結のデジタルタイマーを使っていましたが、スマートプラグを複数使うことで、LED照明とエアーポンプをまとめて制御することができるようになりました。dalahast外出先からでもリモートで稼働状態の確認や設定をまとめて管理することが可能に。
- アロマディフューザーの自動オフ
就寝時には欠かせない、超音波式アロマディフューザー。
6段階のタイマー設定が可能ですが、アロマのミスト量とタイマー設定できる時間が固定で使い勝手がいまいちでした。
スマートプラグをつけることで、自分好みのミスト量(間欠運転モード)と稼働時間を制御できるようになりました。dalahastタイマー機能のついた機器でも、自分の好みで細かくタイマー&スケジュール設定が可能に。
- フットヒーターの自動オフ
ワーキングデスク下には設置している無印のフットヒーター。
冬場の暖とりには欠かせないアイテムですが、消し忘れてしまうことも多々ありました。dalahast消し忘れ防止のため、就寝時間になったら指定時間で自動オフの設定が可能に。
- クリスマスツリーのLED装飾ランプの自動オン/オフ
年末には欠かせない、クリスマスツリーのイルミネーションLEDランプ。
これまでデジタルタイマーを使っていましたが、こちらに乗り換え。dalahast電飾点滅のパターンを変更することはできませんが、スマホを使ってリモートで電源のオン/オフはもちろんのこと、点灯・消灯スケジュールの設定が可能に。
- サーキュレーターの自動オン/オフ(エアコン連動)
スマートプラグ単体でのサーキュレーターの操作もありですが、スマートスピーカー&スマートリモコンを組み合わせてのグループ制御が便利です。
サーキュレーター(スマートプラグ制御)とエアコン(スマートリモコン制御)をそれぞれ設定し、スマートスピーカーに1つのグループに設定することで、まとめて音声による操作が可能に。dalahastスマートスピーカーで操作する最大の利点は、音声で複数の機器をまとめて制御できるところ。
まとめ:レトロフィットでIoT対応家電になるアイテム
お手持ちの機器に後付けでお手軽にIoT対応できる、スマートプラグ「Tapo P105」は、どうしてもスマートホーム対応できないものとのスキマを埋めてくれるアイテムです。
電源のオン/オフを制御するという非常にシンプルなアイテムですが、3つの操作方法(スマホ・音声・タイマー&スケジュール設定)で自由自在にコントロール。
さらにスマートスピーカーのAlexaスキルを使って、スマートプラグやスマートリモコンに接続した家電をグループ管理することで、一度にまとめて制御することも可能です。
あなたのアイデア次第で使いかたは無限大に広がります。
あなたも「Tapo P105」を使って、スマートホーム化をはじめてみませんか?