その日は突然きました。ある日の朝、自宅のマンションインターネット回線がつながらなくなりました。
昨晩まではどの部屋でも問題なくつながっていたのですが、在宅勤務でさぁPCを立ち上げて・・・と思ったら、ネットワーク接続できません。
無線LANルーターは緑ランプで正常なので、PC側のネットワークアダプターの問題かと思い、再起動するも接続できず、、、、
最終的につきとめた原因は、宅内ハブ(スイッチングハブ)の経年劣化でした。
この記事は、インターネットが接続つながらなくなってから原因を特定して、宅内ハブ(スイッチングハブ)を新しく交換し、解決するまでの記録です。
私のように突然ネットにつながらなくなってどうしよう、と困っている方の参考になれば幸いです。
その時は突然、マンションインターネットが接続できない
確認された現象
今回、確認された現象としては、
という状況。
スマホ・タブレット・ゲーム機・Amazon Echoデバイス群といった、いくつかの機器はメッシュWi-Fi親機に接続可能なものの、この無線LANに新規の機器を追加しようとするとネット接続できないという謎の状況に陥ってしまいました。
ひとまず在宅勤務1日目はスマホのテザリングでしのぎ、就業後に改めて検証することに。
問題の切り分けのために確認したこと
STEP1:インターネットプロバイダー障害情報をチェック
まず最初に、契約しているマンションインターネットサービスプロバイダーの
をチェックするも、特に掲載なし・・・
念のため、管理会社にもほかの住居でネット環境でクレームがきていないか確認したところ、得になし。
マンション共用部からの外にある、上位回線側の問題ではないと判断しました。
STEP2:無線LAN機器の確認
次に、無線LAN機器の不具合を疑います。
PCの無線LANへの接続状況をみると、「インターネットなし、セキュリティ保護あり」となっているので、無線LAN機器とPCはつながっているものの、その先とはつながっていません。
この段階で、無線LANルーターの問題ではないと判断しました。
STEP3:宅内ハブ(スイッチングハブ)の確認
となると、残るはマンションインターネットの大元であるホームゲートウェイに設置された宅内ハブ(スイッチングハブ)が疑わしいということになります。
宅内ハブ(スイッチングハブ)とは
マンション共用部から各住戸に配線された1本の幹線ケーブルを、各住居内(専有部)で各部屋に分岐するための中継器です。
わが家の場合はクローゼットの床下に設置されていました。
これまでマンションインターネットの上位回線増強があったタイミングで「宅内ハブ」をアライドテレシス製(100M対応)→ロジテック製(Gigabit対応)と交換していたこともあり、場所は認識済み。
宅内ハブのランプは有線LAN接続しているポートはランプ点灯しており、認識している様子。
一見、不点灯のポートもあるように思いますが、接続された機器アクティブな場合のみ点灯します。
宅内ハブ(スイッチングハブ)の検証
宅内ハブ(スイッチングハブ)の検証は、2段階でおこないます。
- 宅内ハブポートに接続した機器がネット接続できるか?
- マンション共用部機器に接続した機器がネット接続できるか?
まず、❶を試してみます。
宅内ハブの空きポートに、ノートPCを有線LANケーブルで直接接続するも認識しません。
この段階で、宅内ハブの故障かもしくはその先にあるマンション共用部の機器の故障と疑います。
次に、❷を試してみます。
マンション共用部の機器につながるケーブルをハブから抜いて、直接ノートPCの有線LANポートに接続する方法も試しましたが認識しませんでした。
ここは想定外。
本来ならばここで共用部の機器側に問題があるかもと思ってしまいますが、今回は自宅の無線LANルーター1台がなぜか不安定ながらも、限定的な状態でネット接続できているため、宅内ハブの故障の可能性が高いと判断しました。
バッファローLSW7-GT-8ES/BKを購入
ほぼ原因が特定できたことで、ハブを交換します。
自宅内のハブは設置してから10年以上経過していることから、経年劣化の疑いもあり、製品寿命を考えても新調するべきタイミングです。
早速、ビックカメラにスイッチングハブを買いにいきました。
今回選んだたのはバッファローの1Gbps対応の8ポートスイッチングハブ、「LSW7-GT-8ES/BK」です。
本体はスチール製で放熱性にすぐれており、価格も手ごろなのに高級感があるモデルです。
また、本体内部に電源を内蔵していない分、とてもコンパクトなのもよかったところ。
ホームゲートウェイは閉ざされた非常に狭い空間に設置されているため、放熱性とサイズ感が重要なポイントです。
気になるAC電源アダプターも干渉せずコンセントに挿しこめる大きさで、すっきり設置することができました。
万が一干渉する場合は、短めの延長コードを使えば取り回しがよくなります。
本体はスチール製のため、付属のマグネットで固定できる他、フックでひっかけられるなど、設置の自由度もあるのでおすすめです。
当初はTP-Linkの安価なスチール製の8ポートハブとも迷いましたが、TP-Linkのハブは前面ポート&電源コードは背面のため、狭い宅内ハブのスペースでは取り回しがしづらいと判断。
背面にポートと電源コードまわりが集約されている、このタイプを選びました。
早速、旧スイッチングハブを取り外して、新しいハブに交換したところ、、、、あっけなくネットワーク環境が復活!
ハブの寿命はそれほど長くないようで、ランプ点灯していたとしても劣化で接続できなくなるそう。
安いものなので、無線LANルーター同様に数年単位で新調したほうがよさそうです。
いまや、なくてはならないライフラインのインターネット。
突然不通になったときは、さすがに焦りましたが、なんとか1日で復旧してほっとしています。
まとめ:突然インターネットがつながらなくなったら、宅内ハブ(スイッチングハブ)の故障かも
以上、マンションインターネットが突然つながらなくなった時の、解決方法のご紹介でした。
まとめると、インターネット接続ができなくなったら、
- 契約しているインターネット上位回線の障害情報を確認する
- 自宅内のネットワーク環境(ルーター)を確認する
- 自宅内のスイッチングハブを確認する
の3つのステップで段階的に確認することで、原因をさぐることができます。
また、無線LANルーターやスイッチングハブなどの通信機器の製品寿命は4~6年なので、定期的にリプレイスする必要があることも留意しておきましょう。