わが家では、水耕栽培で育てるサラダ菜やハーブはに日常の食卓に欠かせませんが、ランニングコストが意外とかかるのが課題です。
特に昨年よりはじめた水耕栽培キットでは、必須のピートを成分とした培地スポンジやカビ防止用のシールは、基本的に毎回交換が必要な消耗品。
これらは各メーカーからオプションとして販売されいるものの、積み重なるとコストも無視することはできません。
ラベルステッカーはアルミホイルで代用することも可能ですが、アルミホイルは取付しづらく、見た目もあまりよくありませんでした。
今回、100均ショップなどで安価に仕入れた素材を使って、「カビ防止ラベルステッカー」を手作りすることにしました。
購入すれば、1枚あたり20-30円程度ですが、1円/枚以下でつくることができたのでご紹介します。
必要な道具と材料
道具1:DECOPクラフトパンチ1.5インチサークル
DECOPクラフトパンチは、直径38mm(1.5インチ)のサークル状の切り抜きをつくる便利な道具です。
100均には小さいサークルを切り抜くパンチはあるのですが、残念ながら、このサイズ感のパンチはありません。
今回はシールを切り抜きますが、薄いコルクやマグネットシート、アルミなど、様々な素材をパンチすることが可能です。
パンチ可能範囲
素材の厚み | 素材 |
厚み約1mm | チップボール、段ボール、バルサ材、フォームEVA樹脂、合皮、コルク、マグネットシート |
厚み0.5mm | PP/PVCシート、アルミ缶 |
道具2:ダイソー 一穴ハンドパンチ
大規模な店舗では扱いのある一穴ハンドパンチ。
ダイソーのパンチは、直径5mmの穴をあけることができます。
製造は株式会社トライスター。
このパンチがよいところは、開けられる穴の位置が長いところです。
道具3:ハサミ
自宅にあるハサミであればOK。
先端が細くとがっているハサミが、切り込みを入れやすいです。
材料:100均のシール用紙A4サイズ
私が今回使ったのは、セリアのシール用紙です。
個人的な好みでいえば、光沢シール用紙が質感よいです。
A4シート1枚あたり、28個つくることができるので、計140個のラベルステッカーを自作可能です。
100均でなくても、Amazonなどで1面ノーカットのラベルシートは購入可能です。
ラベルステッカーの加工方法
今回、作成するラベルステッカーはiDOOの水耕栽培器用(他の栽培器もほぼ同じサイズなので流用可能)です。
直径38mm、中心の穴の直径が5mmサイズなので、クラフトパンチと一穴ハンドパンチとも、同サイズで切り抜き可能なものを用意しました。
- STEP1サークル状にカットする
DECOPクラフトパンチをつかって、シールシートを切り抜いていきます。
A4シートであれば、サークルが1列あたり4個×7列=28個つくることが可能です。
- STEP2中央に穴をあける
サークルに切り抜いたら、一穴パンチでサークルの中心部をくり抜いていきます。
サークルに2つ折りにして折り目をつけると位置決めがしやすくなります。
一穴ハンドパンチで切り抜いたシールは、ハンドパンチの下に蓄積されるようになっているので、ゴミが散らかりません。
- STEP3均等に切り込みをいれる
最後に、ハサミで中心部から8方向に切れ目をいれて完成です。
純正のシールは淵部分のみ粘着シールになっているのに対して、こちらは全面シールとなりますが、使用上特に問題はありません。
水耕栽培器で使ってみる
サイズ感はぴったり、問題なく機能します。
1つの栽培層で複数の野菜やハーブを育てる場合、ホワイトラベルにマジックペンなどで育てる植物名や栽培開始日を記入しておくと便利です。
数日後、問題なく発芽。
全面シールですが、発芽した双葉がくっつくことなくシール上面に伸びています。
まとめ
クラフトパンチなど、多少そろえなければいけない道具もありますが、100均などを利用すれば低コストで、水耕栽培器用のラベルステッカーを作ることが可能です。
水耕栽培器を継続的に使う方にとっては、かかるコストも含めて、十分満足のいく仕上がりです。
アルミホイルよりもすっきりして、ステッカーでしっかり培地バスケットにはりついて固定されるので、使い心地もばっちりです。